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副作用で眠気を引き起こすうつ病の薬は?

うつ病の治療で処方される薬で、結構、眠くなる薬もたくさんありますね。

そこで、今回は、うつ病治療薬の中で、眠気を伴う薬には、どんなものがあるのかを、まとめて整理してみました。

睡眠薬は眠るためのものですから、今回の扱う薬からは除外しましたが、抗うつ薬を始め、うつ病治療に用いられる可能性のある向精神薬全般と対象として、その結果をまとめました。

 

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眠気を催すメカニズムは?

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過去の記事において、肥満をもたらす要因として、「抗ヒスタミン作用」というものを取り上げましたね。

「副作用で肥満になるうつ病の薬は?」

 

今回の「眠気」に関しても、この「抗ヒスタミン作用」が同様に関係しているのです。

抗ヒスタミン作用には、ヒスタミン受容体というものを薬がブロックしてしまうために起こる作用です。

そもそもヒスタミン薬という薬の用途は、

  • 花粉症などのアレルギーの諸症状の緩和のため
  • カゼによるアレルギー症状の緩和のため
  • 睡眠導入剤として
  • 乗り物酔いの薬として

として使われるものです。

 

ですから、これから挙げる向精神薬が、ヒスタミンをブロックしてしまうと言う作用(抗ヒスタミン作用)を持っていると言うことは、その薬に、もともと眠気を起こす成分が含まれている薬と言うことが言えるわけですね。

 

また、抗精神病薬の中には、「α1受容体遮断作用」を持つ薬もあり、この作用も眠気の要因となります。

と言いますのは、αとはアドレナリンのことを指し、アドレナリン受容体がブロックされると、血圧低下によりふらついたり、ボーットしたりするのです。

そのために、そのような症状(副作用)が眠気につながるいうわけです。

 

さらに、ベンゾジアゼピン系の薬の作用機序は、脳内のGABA-A受容体を刺激することにあるそうです。

その作用には、次のような4つの働きがあります。

  • 不安を和らげる作用(抗不安作用)
  • 眠くする作用(催眠作用)
  • 筋肉の緊張を和らげる作用(筋弛緩作用)
  • けいれんを抑える作用(抗けいれん作用)

 

このような作用を有するために、ベンゾジアゼピン系の薬は、抗不安薬、睡眠薬、筋弛緩薬、抗けいれん薬として使われているのです。

ですから、抗不安薬としてベンゾジアゼピン系の薬が処方されると、不安が緩和されると同時に、眠気も生じてしまうと言う訳なのです。

ということで、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は眠気が生じやすいと言うことになります。

 

では、いよいよい、具体的にどんな薬に眠気を催す作用があるのか、そのような作用を持つ薬をまとめてみましょう。

 

具体的に眠気を催す薬とは?

カプセル

以下の表は、あるクリニックの医師が実際に薬を処方して得た経験を元に、眠気の程度をレベル化したものを再編集したものです。

この表は、一医師の経験則に基づいた結果ではありますし、眠気等の副作用には個人差もみられると思いますが、そのような面も含めて考えてみても、概ね、各薬が有する眠気の程度についての一般的な指標にはなると思われますので、その結果を参考にしてみて下さい。

※クリックすると、表が拡大表示されます。

眠気副作用一覧

まとめ

以上に示した表から、様々な種類の向精神薬において、そして、その中でも色々な薬で、眠気という副作用が起こるのだと言うことがお分かりいただけたでしょうか。

しかし、作用機序の面から考えると、不安を抑えるための薬、つまり、抗不安薬をふくようして不安を和らげているために、それに付随して、眠気が起きてしまうと言うのは、薬の性質上、どうしようもないのかなと言う気もします。

不安を和らげることと、眠気を押さえることのどちらを優先するかと言うことでしょうか。

 

でも、薬の主目的以外の副作用の方が強く出てしまう場合は、医師と相談しながら、副作用が最小限に抑えられるような他の薬への変更をすることも考えてみてはいかがかと思います。

 

いずれにしても薬に求める主目的が最大限発揮され、副作用が最小限で済むような薬が見つかると良いですね。

眠気という副作用は、日中、生活していく中では、結構やっかいな副作用ですからね。

良いお薬と出会えることを願っています。


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