スポンサーリンク

ろれつが回らなくなる副作用のあるうつ病の薬は?

過去の記事、「うつ病の治療で使われる薬の種類は?」にも記しましたが、うつ病で用いられる薬は、抗うつ薬だけではありません

ですので、今回の「ろれつが回らなくなる副作用のあるうつ病の薬は?」という疑問に対しても、その「薬」とは、抗うつ薬に限定せずに、考えてみたいと思います。

 

sponsored link

 

「ろれつが回らない」という副作用とは?

うつしか

 

「ろれつが回らない」とは、具体的にどのような状態を指しているのか、少々あいまいな点もありますが、この記事では、

  • 口唇部の不随意運動によるもの
  • 筋弛緩作用によるもの

という想定で、話を進めます。

 

ろれつが回らないとは、口をもぐもぐさせたり、うまく話せなかったり、舌を出し左右に動かしたりなどの副作用と同等のものと考えます。

このような副作用を大脳基底核の障害で生ずる不随意運動の総称で、「ジスキネジア」言います。

一般的には、統合失調症などで使われる抗精神病薬を服用して3ヶ月以上経過してから、次第に発症する遅発性のもの(遅発性ジスキネジア)が、精神科の分野ではよく知られています。

中には、5~10年以上服薬をした後に出現する場合もあるそうです。

 

症状は、口周囲、顔、頸部から始まることが多く、場合によっては、手足や胴体に及ぶこともあるそうです。

また、発症が若年である場合では、全身性の不随意運動に広がるリスクが高まることになるそうです。

 

 

ろれつが回らなくなる副作用のあるうつ病の薬は?

抗うつ薬 種類 

ろれつが回らなくなる副作用のある薬をまとめたのが、次表です。

*クリックすると、表が拡大表示されます。

ろれつ副作用

 

この表に示したように、抗うつ薬に関しては、三環系に属するアモキサン、SSRIのジェイゾロフトなどにおいても、舌麻痺や言語障害、しびれなどの副作用が稀に生じるとの記載もありました。

その他、トレドミン、ドグマチールにも、そのような副作用が生じる可能性があるようです。

 

また、ベンゾジアゼピン系抗不安薬にも、ろれつが回らなくなると言う副作用があります。

これは、筋弛緩作用による眠気やふらつきが、高齢者の場合には、運動失調やろれつが回らないということにつながって生じるもののようです。

この薬に属するものとしては、ソラナックス、メイラックス、ワイパックス、レキソタンなどがあります。

本来、抗てんかん薬に属するリボトリールですが、この薬は、抗不安薬剤的に良く使用される薬です。

 

 

副作用として発症する割合は?

うつ病 疑問

遅発性ジスキネジアは、定型抗精神病薬を服用している場合に、服薬開始から1年以内に5%の人に、全体としては、30%の人に出現する副作用とされています。

非定型抗精神病薬においても5%の人に、この副作用が認められるそうですが、定型抗精神病薬と比較すると、約17%の発症頻度でおさまるそうです。

 

そして、更に、頻度は低いのですが、抗うつ薬の中でも、三環系四環系の抗うつ薬、そして、SSRI抗てんかん薬も、このジスキネジアは発症する可能性があることが知られています。

 

ですから、この「ろれつが回らない」と言う副作用は、非常に低い頻度ではありますが、抗うつ薬でも起こりうる副作用であると言えます。

 

まとめ

以上のように、脳の機能の疾患と考えらている精神疾患の治療に用いられる薬は、脳に働きかけるわけですから、様々な副作用が起こる可能性を視野に入れて、服用することが重要です。

うつ病で主に用いられる抗うつ薬においては、統合失調症で用いられる抗精神病薬に比べたら、その副作用の発症率は、本当に低いものなのでしょうが、薬の影響は本当に個人差のあるものですから、誰が、どの薬で、どのくらいの服薬量で、また、どのくらいの服薬期間で、どのような副作用が起こるかは、予想がつきません。

うつ病で薬を処方されているならば、抗うつ薬に限らず、向精神薬においては、どのような副作用があり得るのかという知識は、事前に得ておくことは、非常に重要なことであると思います。

 

薬の効能や副作用を書いた添付文書には、その危険性(副作用)を最大限想定して、考えられ得る限りの副作用を列記するのが、当然のようになっているかと思います。

ですから、過剰に心配なさる必要もないと思いますが、記載されている副作用は、全く起こり得ないものは記載されていないとの認識は持っておく必要があると思います。

そのような副作用に関する記載に関しても、適切な判断力を持って、理解しておく必要があるでしょう。

あなたの「うつ」が、薬の副作用に悩まされないよう、自分に合った薬で、早期に回復されることを願っています。


スポンサーリンク

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ