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うつ病の治療で使われる薬の種類は?

うつ病の治療は、

  • 薬物療法
  • 精神療法
  • 休養

がその治療の3本柱になるかと思います。

この中で、今現在の日本の精神医療において、メインとされているのが「薬物療法」です。
このことに、不満や不安をお感じの方も多いのではと思います。

 

「病院へ行っても、話を聴いてもくれない」

「ただ薬を出すだけ…」

「十分な説明もなく、めまぐるしく変薬されたり量が増えたり・・」

 

こういったところからも、精神科は受診しづらい、精神科の薬は飲みたくないなど、本来、不要な不安などが生じている場合もあるかと思います。

そこで今回は、「うつ病の治療で使われる薬にはどんな種類があるの?」という、薬の基本的な部分を、ザックリとまとめておこうと思います。

 

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「向精神薬」とは?

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精神科で使われる薬、精神(脳や神経に働きかける)に作用する薬を総称して、「向精神薬と言います。

この中には、

  • 抗うつ薬
  • 抗不安薬
  • 睡眠薬
  • 抗てんかん薬
  • 気分安定薬
  • 抗精神病薬

などがあります。

以下に、これらのそれぞれについて、簡単に紹介しておきます。

 

「抗うつ薬」とは?

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文字通り、うつ病を治療するための薬です。
うつ病の薬物療法の第一選択薬として使われます。
開発された年代により、幾種類かに分類されています。

詳細については、過去の関連記事をお読み下さい。

「抗うつ病薬の名前・種類を一覧にして紹介」

 

 

「抗不安薬」とは?

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これもうつ病の薬としてよく使われるものですが、うつ病だけに処方される薬ではありません。

かつては、「精神安定剤」とか「マイナートランキライザー」と呼ばれてきた薬です。

かなり広い範囲の精神疾患において使われていると理解されておかれると良いと思います。

薬の作用としては、その名の通り、不安や緊張を改善するために使われる薬です。

効果が抗うつ薬などに比べて、早く現れるため、抗うつ薬の効き目が出てくるまでの間のとりあえずの不安などを抑えるために使われたりしています。

この抗不安薬には依存性の問題もあるため、症状が改善されれば早めに使用を中止されます。

また、離脱症状が出やすいものもありますので、減薬は慎重にゆっくりと、医師の指導の下で行うことが大切です。

現在の抗不安薬の主流は、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、その分類は、作用時間の長短から、幾種類かに分かれています。

このベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、比較的依存性の低い薬とされています。

 

 

「睡眠薬」とは?

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これも文字通り、眠るためのお薬です。
不眠などの睡眠障害に対して処方されます。

この睡眠薬に対しても、依存性について心配される方が多いようですが、現在使われている主流の睡眠薬は、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬ですので、依存性についての心配はあまり必要ありません
安心して服用して下さい。

この睡眠薬も、その作用時間の長短から、幾種類かに分類されています。

 

抗てんかん薬・気分安定薬

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抗てんかん薬は、これも文字通り、てんかんに対する薬です。
抗てんかん薬と言うほかに「抗けいれん薬」とも言われ、てんかんによるけいれんに対して使われる薬です。

ですが、この抗てんかん薬として開発された薬であっても、抗不安薬的な役割を果たす薬があったりするため、てんかん以外の精神疾患においても広く使われています。

そして、気分安定薬として分類されるもの多くは、抗てんかん薬に分類されています。
効果としては、気分を安定させる薬で、双極性障害などの治療に用いられます。

 

抗精神病薬

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これは、従来、メジャートランキライザーと言われてきた薬で統合失調症の治療にメインに使われる薬です。

この薬も抗うつ薬同様に、開発された年代によっても分類されます。

現在は、大まかに従来からの第一世代のものを定型抗精神病薬、近年開発されたものを非定型抗精神病薬として、分類されています。

 

まとめ

上に挙げたのが、主に、精神科の疾患に治療薬として用いられる薬です。

ここで、このブログは「うつ病」に関するものなのに、

「なぜ、敢えて、関係のない他の精神疾患で主に用いられる薬を取り上げるの?」

と思われる方のために、若干の説明を致します。

 

と言いますのは、時折、

「私はうつ病って診断されているのに、なんで、統合失調症の薬が出されているの?」

などという疑問を持たれる方がおられるためです。

 

精神疾患とは疾患分類が難しい点も多く、元を正せば、どの疾患も、脳を原因とした疾患ですから、うつ病であるからと言って、抗うつ薬だけ使用していれば改善するかと言えば、そうとも言えないわけです。

また、うつ病と言っても、その症状は様々で、抑うつ的な症状が単に強い方もいれば、イライラ感や焦燥感、不安感が強い方、また、その不安感が高まって、被害妄想に近い状態を呈する方まで、本当に様々なのです。

そのような場合、うつ病であっても、統合失調症の主症状である妄想(被害妄想など)の治療のために処方される抗精神病薬を用いた方が、治療効果が期待できると考えられる場合などは、うつ病であっても抗精神病薬が処方されるのです。

ですから、処方された薬から自分の疾患名を類推したり、断定するのは正しい疾患名を知るためには間違った方法な訳ですね。

ですが、患者の側からしてみれば、医師からの説明が少ない場合や、まだハッキリとした告知等をされていない場合などは、どうしても処方された薬の情報を元に、自分の病気を推測しようと思うのは、当然のことと思います。
自分が何の病気であるか分からないことは不安でたまりませんものね。

ですから、薬から疾患を類推することが邪道だとは言いません。

しかし、

「処方された薬がうつ病の薬であったから、うつ病である」

と断定は出来ない。

さらに、

「統合失調症の薬が入っていたから、うつ病と言われているけれど、本当は統合失調症なんだ!」

などと考えるのは、行き過ぎですよと言うことです。

精神医学の分野は、まだまだ、未知の部分の多い分野です。
言ってみれば、対処療法的なところが多分にあるのです。
このような症状があるから、この症状に効くであろうと思われる薬を処方するという感じで…。

ということで、今回は、精神科で使われている薬全体を知っておいてもらい、それがどのような使われ方をしているのかを基礎知識として持っておくことは重要であると思い、敢えてうつ病とは直接関係のないように見える薬についてもご紹介してみました。

 

今は、処方された薬についてのお薬情報という用紙が大抵添付されていると思いますが、やはり処方薬については、自ら、適応疾患、効用・効能、作用・副作用などについて、調べて、頭に入れておくことはとても大切だと思います。

お薬情報についてのサイトもネット上にたくさんありますね。
それらを参考に、お薬の情報についても、最新の情報を得ておいて下さい。
因みに、処方薬の情報を調べるのに参考になるサイトには以下のようなものがありますので、ご参考下さい。

<参考サイト>

 


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