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うつは自分の努力だけで治療は可能?

今回の問題「うつは自分の努力だけで治療は可能か?」ということですが、とても回答が難しい問題だと思います。

まず、「うつ」のレベルによっても、答えは変わってくるでしょう。

また、「努力の内容」が「うつ」のレベルによって、変わると思います。

そこで今回は、この問題を「うつ」のレベル別に、そして、努力内容を検討しながら、考えてみたいと思います。

 

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レベル別に分けてみた場合、自己努力のみで回復できる「うつ」もある?

禁句 うつ病

まず、昨今、「うつ」という言葉があまりにも安易に用いられ、そして、その「うつ」という言葉が意味するところ、示している状態は、人それぞれであって、「うつ」という語が表しているものに統一的な状態が存在しているとは、私には、とても思えないのです。

2~30年前の頃ですと、「うつ」が意味するところは、今で言う「定型うつ病」のことであり、概ね、皆がこのような見解で一致していたと思うのです。

そして、当時は現在のように、「うつ」あるいは「うつ病」という言葉の認知度もかなり低かったです。

際に、「うつ病」を患って治療中にある方が、自らの病名を表明することは、本当に稀であり、出来れば、知られたくない、隠しておきたいという気持ちが強く、「うつ」とはそのような位置に置かれていたと思うのです。

 

それが近年の

 

「うつ病はこころの風邪です」

 

というキャッチフレーズの流行があったように、非常にポピュラーな病気というイメージを無理矢理定着させられた感があるような気がします。

そのため、現在では「うつ」という言葉は、何の抵抗もなく発せられるようになり、逆に、「うつ」であることを自ら進んで公言したり、最先端の病気に罹っているとでも感じているかのような発言や行動が目立つような気がするのです。

このような状況ですから、現在の「うつ」という言葉が表すものは、非常に幅広いものを含んでいるように思います。

 

そこで、ここでは、「うつ」という用語を次の4つに分けて考えてみたいと思います。

 

「うつ」の状態レベル

レベル1
悲しい出来事や軽いストレスを受けたことによって起こる正常な反応
レベル2
原因や理由が思い当たらないが「うつっぽい」状態が続いているレベル
レベル3
レベル1の「うつ」がある程度の時間を経ても正常な状態に戻らず、意欲の低下などが継続して出現し、専門医によ「うつ状態」と診断されるレベル
レベル4
専門医により「うつ病」と診断されているレベル

そこで、いよいよ、このレベル1~4のそれぞれの「うつ」が、自己努力のみで回復可能か?という問題です。

 

私の考えでは、

レベル1
自己努力するまでもなく、時間経過と共に、自然に回復に至る
レベル2
自己努力をすることにより、この状態から脱することが可能
レベル3
自己努力のみでは回復は難しいが、努力すべきことはある
レベル4
自己努力のみでは回復あり得ない。医学的な治療が最優先で、ある程度回復途上に入れば、努力することで回復の後押しは可能

というふうに考えます。

ということで、自己努力のみで回復可能な「うつ」は、レベル2にあたる「うつ」ではないかと思います。

理由や原因は思い当たらないのだけれども、なぜか「うつっぽさ」が続いているという場合ですが、このレベルの「うつ」であれば、とりあえずは、生活習慣を見直してみることから始めてはいかがでしょうか。

具体的には、

生活習慣の見直し項目

  • 規則正しい生活を心がける
  • 食生活において栄養面でバランスの良い食事を心がける
  • 体を動かして体力をつける
  • 適度にリラックスする時間を設ける
  • 趣味を見つけるなど楽しむ時間を作る
  • ストレス状況下から離れる

などのことが考えられますね。

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残りの3つのレベルの「うつ」に対する対処法としては、次のように考えます。

<レベル1>
正常な心理反応によるものですので、通常は、時間経過と共に、「うつ」は消えていきます。
しかし、万が一、回復してこない場合は、レベル3の「うつ状態」に移行する可能性があるため、念のため、注意はしておいて下さい。
<レベル3>
何の病気のうつ状態であるかは分かりませんが、その後、うつ病に発展する可能性もあります、他の精神疾患になる可能性もあります。
その他、精神疾患ではない身体の病気によっても、「うつ状態」は起こり得る症状ですので、他に病気が潜んでいないか注意を払い、必要ならば、診察なり検査なりを受けるようにして下さい。
<レベル4>
「うつ病」によるものですから、きちんと専門医による治療を受けて下さい。

 

状態によって、「自己努力」の中身は変わってくる?

うつ病 症状 経過

これまでに書きましたように、自己努力のみで回復が見込めるのは、レベル2の「うつ」ですが、その他の3つのレベルにおいても、自己努力「のみ」というわけにはいきませんが、「自己努力」すべきことは、それぞれにおいて存在すると思うのです。

 

<レベル1>
時間が解決してくれる部分が大きい「うつ」だと思いますが、少しでも早くその「うつ」から抜け出るためには、

・適度な気分転換になることをしてみる

・「うつ」に効果があると聞いたものを試してみる

など、何らかの行動を実際に起こしてみてはと思います。
どんなことでも、ダメ元という気持ちでやってみてはいかがでしょうか。

<レベル3>
「うつ状態」の「うつ」に対しては、その原因となる疾患を明確にするための行動を積極的にとることが努力すべき内容ではないかと思います。
つまり、病院に行って、診察や検査を受け、診断を仰ぐことです。
<レベル4>
「うつ病」による「うつ」については、次項で、少し詳しく考えてみたいと思います。

 

うつ病はれっきとした脳の病気。治療は医師に任せておけばよいのでしょうか?

うつ 病院 探し方

レベル4の「うつ病」による「うつ」に対しては、どのように対処したらよいでしょうか。

基本的には、主治医である医師の指示に従うことが大切かとは思います。

しかし、何でもかんでも、医師の言いなりになる必要はないと思います。

治療の場の主役は、あくまで患者です。

 

治療法について、薬のことについて、生活上の問題点についてなど、すべて医師にお任せではいけないと思います。

どんなことに関しても、自分が治療の場の主役であり、治療に参加しているという意識を持つことが重要であると思います。

結局は、そ「うつ病」という病気とどのような付き合いをして生きていくのかということを、医師の力やアドバイスを借りながら、自分の責任で選択していくのです。

これが、うつ病である方が、すべき努力ではないかと思います。

 

うつの極期、うつの底にあるときには、このようなことを実践するのはムリでしょうから、この時期は、医師を信じて、全面的にお任せでも良いかとは思いますし、とにかく、休養が第一と思います。

しかし、その時期を脱したら、自分で出来ることは、積極的に努力する姿勢を示しましょう。

このような立場に立って、治療に参加していくことで、病気の治療を人任せにするのではなく、自分でも病気と闘っている、対峙しているということにより、回復速度が緩やかであっても、スピードアップするのではないかと思います。

 

まとめ

以上のように、「うつ」を4つのレベルに分けて、自己努力のみで、回復可能であるかを検討してみました。

そして、自己努力のみでは回復が難しいと思われる「うつ」に関しましても、他の援助や支えなどが必要となりますが、各レベルの「うつ」で自己努力可能な事柄について、触れてみました。

一概に「うつ」と言っても、様々なレベルのものが混在し、そのそれぞれの「うつ」に対し、努力できること、努力すべきことには違いがあると考えられます。

ですから、あなたに今、「うつ」の状態があるとしたら、それはどのレベルの「うつ」であるのかを客観的に見つめ直し、どのレベルの「うつ」であっても、すべきことはありますので、そのことに、取り組んでみてください。

自己努力のみで回復を目指そうとは、必ずしも考えなくても良いと思います。

 

また、うつ病の治療において実際に用いられている「認知行動療法」などは、「うつ病」に限らず、一般的な様々な精神的トラブルや不調といったものに対しても、問題解決に活用できる手法でもあります。

これは、個人でも習得しようと思えば、身に付けられる手法です。

関連記事:「うつ」の改善には認知行動療法が効果的!その方法とは?

 

このような対処方法もありますので、自分が「うつ」であると思ったら、即、病院へ駆け込むのではなく、まずは、冷静、客観的に、自分の「うつ」を捉え、自分の努力のみでも解決出来るレベルのものであるかを見極め、解決できそうであれば、自己努力で解決を試みてみる。

それでダメな場合は、専門家の力を借りるという手順を踏むのが妥当ではないかと思います。

 

また、自己努力のみでの解決は難しいと考えられる「うつ」に対しては、出来ることは自分で努力するけれども、他からの支援や援助を受けながら、自分も「うつ」の改善に関わっているという意識をしっかりと持って、それぞれの「うつ」に対処して下さい。

とりあえずは、やれることを試みてみる

それで、良い方向へ進まないようであればいつまでも、自己努力にこだわらずに、専門医の力を借りるということではないでしょうか。

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