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うつ病の完治・克服までにかかる期間はどれくらい?

運悪く、うつ病になってしまい、治療を続けているけれど、

 

なかなか元のような元気の時な状態に戻れない・・・

 

そんなふうにお考えの方はいらっしゃいませんか?

また、長らく治療を続けているのに、なかなか良くなる兆しさえ見えてこない

 

本当に治るの?

治るのにどれくらいの期間がかかるの?

治るのに時間がかかりすぎていないだろうか?

 

などとお悩みの方が、きっとおられると思います。

 

そこで、今回は、「うつ病の完治・克服までにかかる期間はどれくらい?」ということで、お話をしていこうと思います。

 

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精神疾患は”完治”という言葉ではなく”寛解(かんかい)”という言葉を使います。

うつ病 分かりやすく

うつ病や統合失調症などの精神疾患がある程度のレベルまで回復することを”完治”ではなく、”寛解”と言います。

これは、ほぼ良くなっている状態といえるのですが、精神疾患に関しては、一見、完全に治っているように見えてても、再発する可能性があるという意味で、”寛解”という言葉が用いられるのです。

風邪やウイルス性の病気などの場合は、その原因が消滅すれば、”完治”と表現出来、実際、そのように”完治しました”と言われると思います。

しかし、精神疾患の場合は発症のメカニズムもハッキリしていませんし、治ったとする状態も明確な線引が出来ないので、ほぼ良くなった回復状態にあること=”寛解”と呼ぶのです。

では、このうつ病の”寛解”までには、どのくらいの期間がかかるのでしょうか?

 

うつ病には、既存の治療で寛解に至るのが約7割、残りの3割は「難治性うつ病」?

うつ病 女性 症状

うつ病の発症のメカニズムはまだ解明されていません。そのため、現在の時点では根治治療はなく、対処療法しかなく、その既存の治療法をフル活用しても約7割しか寛解に至らないのだそうです。

残りの3割の方は、現在の治療法では治りにくい「難治性のうつ病」ということになるそうです。

 

一般的に、治療に反応する方は、治療を開始すると、その多くは平均6~12週間くらいで寛解するそうです。

ただし、寛解後、3ヶ月から半年は治療を継続します。

その後も症状の安定が見られれば、少しずつ減薬していき、再発予防のための継続治療を行われます。

ということで、最終的に服薬が終了し、治療を終えるまでには、かなり長い期間を要するというのが実状のようです。

参考資料:日本経済新聞 スペシャル健康セミナー21 うつ病治療最前線 より

 

そのような点を踏まえ、うつ病の治療期間にはどれくらいかかっているのかというデータを集めてみましたので、以下で、紹介します。

 

うつ病の治療期間、回復までの期間に関するデータ

プレゼンテーション時のイラスト002

 

うつ病の経過とその期間の目安をまとめたものが下図です。

*クリックすると、図が拡大されます。

うつの期間

参考サイト:pfizer こころのひまわり うつ病の基礎知識Q&A より

この図によると、4ヶ月位すると正常気分のレベルまで回復するようですね。

 

次に、うつ病の回復期間を図示したものが下図です。

*クリックすると、図が拡大されます。

日本のうつ病回復率拡大図

 

日本うつ病学会 第2回総会 市民公開講座より

参考サイト:うつ病ドリル 統計・データ集より

この図から1年以内に約7割の方が回復に向かっていることが明らかですね。

しかし、その残りの3割は4年以上かけて、ゆるやかに回復率が上昇していることが見て取れます。

ここから、12ヶ月という1年という年月が、順調な早期の回復に至るかの分かれ目になることが予測されます。

 

また、別の調査による、実際に治療期間にどれくらい要したかとの質問への回答からは、次のような結果が得られています。

*クリックすると、グラフが拡大表示されます。

うつ病治療期間円グラフ

参考データ:うつ病ドリル ドリラー’s アンケートより(n:1123)

 

このデータは、このサイトにアクセスした患者さん1123名のデータを元にした結果ですが、先に示した、7割が1年で寛解に至るという結果とは、かなり異なる結果が示されていることが分かります。

この2つの調査結果のどちらが、現実を映し出しているものなのでしょうか?

私個人的な実感としましては、2つ目のうつドリルさん独自に集められたデータから示された結果の方が、現場の医療機関内の様子を患者の目から見た場合には、それをよく反映しているように感じられます。

実際、

なかなか治らない

良くならない

と悩み苦しまれている方が多いというのが、実感だからです。

 

まとめ

 

以上のように、うつ病の寛解に至るまでの期間については、まちまちな結果が出ている感があります。

しかし、治療現場の医師としては、約7割が1年で寛解に至るという感覚で治療に当たられているのでしょう。

しかし、うつ病を患って治療を受けいている患者側からすると、約8割の方が治療には、5年の期間が必要である。

つまり、5年経てば、約8割の方が治療の目処が付いたという感覚を得られるという感じなのだと思われます。

この治療者側の医師と治療を受けている患者間との間の寛解に対する感覚の違いは、ある意味、とても大きい物のように感じます。

治療の場の主役である”患者”が、やはり良くなったと感じられないことには、寛解に至ったとも、良くなったとも言えないのではないかと、患者の立場としては強く思います。

 

この辺りの感覚については、非常に個人差が大きい問題であり、どのくらいのレベルを”寛解”と捉えるかという点からも違いが出ているのだと思います。

つまり、治療期間は個人差が非常に大きいということです。

一概に、「これこれの期間で良くなりますよ!」といえるような問題ではないということです。

そして、最初にも申しましたように、”完治”とは言わず”寛解”という言葉を用いるということからもお分かりのように、完全に治るというのではなく、一度治ったかに見えても、再発の可能性が残されているのです。

ですから、治療期間、寛解までの期間には平均値的なものはなく、非常に、個人差が大きいということ。

そして、良くなった状態を維持することは可能であり”寛解”は期待できるけれども、完全に再び罹患しないという”完治”という状況には持って行けないということです。

しかし、ほぼ”完治”に近い状態の”寛解”もあるのです。

ですから、「うつ病は治る病気です」と言われるわけです。

今現在、うつ病の治療を受け続けておられる方は、希望を失うことなく、ほぼ通常に近い生活を送ることのできる”寛解”を目標に、治療に臨み、少しでも短期間で”寛解状態”になれるよう、日々の養生に努めていただければと思います。


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