スポンサーリンク

うつ病なのか性格か・・・判断する方法は?

私の「うつ」は一向に良くなる気配がない。

私の「うつ」は本当に病気の「うつ」なの?

それとも、単なる鬱っぽい「性格」からきている治療しても意味のない「うつ」なの?

こんな風に悩まれている方はおられませんか?

このような状況をどのように理解し、捉えたらよいでしょうか?

 

この「うつ」が”病気”であるのか”性格”であるのかについて悩まれる方は、潜在的にはかなりおられると思います。

 

このような状況は、「うつ」という状態に限らず、「不安」「心配」「緘黙」「情緒不安定」など様々な精神的な症状に対して、病気か性格的な問題なのかとの疑念が生ずるかと思います。

 

そして、この問題は、医療機関等を受診する以前にも生じる問題であると思いますし、また、一旦は治療を受けてみようと病院等を受診し治療を開始した後にも、生じる問題であると思うのです。

 

そこで、今回は、「うつ」のことに限定して、「この『うつ』は、病気なの?性格なの?・・どうやって判断したらいいの?」ということについて、お話してみたいと思います。

 

sponsored link

 

「うつ」が薬や精神療法で良くなった場合、”病気のうつ”だったと言えるのか?

抗うつ薬 種類 

うつ病の場合、現在の主要な治療の柱は、薬物療法と精神療法の2つであると言えるでしょう。
ですが、実際には、精神療法に割かれる時間は少なく、薬物療法がメインの治療法であるといって良いでしょう。

ですから、治療に反応するというのは、薬が効果を発揮するかということになります。

抗うつ薬には幾種類もありますので、各人のうつに合った薬に出会うまでに時間がかかることもあるかと思います。

また、同一の薬であっても、効果が最もよく現れる「適量」と言うのがありますので、その量を見つけるのは精神科医の腕の見せ所になるのかと思います。

では、自分に合った薬が見つかり、薬を服用することで、「うつ」が改善したならば、その「うつ」は正真正銘の”病気のうつ”であったと言えるのでしょうか?

確かに、薬の効果により寛解に向かったのかもしれませんが、薬だけの効果であったと言い切れるでしょうか?

短時間とは言え、精神科医による精神療法、つまり、医師からのアドバイスや助言が患者さんに影響を与えた可能性も否定できませんよね。

また、薬物療法と並行して、じっくりと休養したことが、身体の様々な部分のバランスを回復させ、うつから脱出できたのかもしれません。

暗示にかかりやすい方であれば、薬がうつを治してくれると信じて服用していれば、本当に脳内の神経伝達物質に影響を与えなかったとしても、薬の効果と同様のものが現れるかも知れませんよね。

と、様々な場面が想定でき、治療に良く反応したから、本物の”病気のうつ”であるということは、誰にも断言できないのです。

 

治療しても改善しない場合、”病気”ではなく”性格”の問題であると言い切れるのか?

うつしか

うつの治療のメインである薬物療法に反応しないから、その「うつ」は”病気”のうつではなく”性格”からきている「うつ」であると言うことも出来ません。

そもそも、うつ病のメカニズムが解明されていないのです。

脳内の神経伝達物質の異常が見られる、脳内の血流量の低下が見られる等のデータは出てきています。

しかし、それが、どのように、うつ病と関係しているのかは分かっていないのです。

治療しても効果がないから、「私のうつは”病気”の「うつ」ではなく、”性格”の問題なのね!」などと結論付ける必要はないのです。

でも、治療に反応しないと、自分は甘えでうつになっているのではないか、本当のうつではないのではないか、単にもともと鬱っぽい性格だったのではないかなどと、病気を否定する方向へと走ってしまう傾向があるのは、とても良く理解できます。

私自身も、治療に反応しないタイプです。

初めにかかった病院では、検査らしい検査はなかったので、あらゆる薬を試みると言う方法で、治療が進められましたが、どの薬も効かない。

難治性のうつ病という存在も知っていましたが、自分はその”難治性”なのだろうかとも思いましたが、そもそも、病気ではないのはないかという負のスパイラルに陥ってしまいました。

その後、転院をして、脳の画像検査や脳の血流量を調べる検査を受け、明らかに、脳に異常があるということが分かったのですが、それでも、本当の”病気”の「うつ」とは信じられないでいるのです。

目に見える形で、健康な状態ではなく病気なのですよと示されても、それでもなお、寛解に向かわないのは、病気の根底に性格の問題があるからではないかと思ってしまうのです。

現在の最新の検査と言われている光トポグラフィーの検査も受けました。

その結果でも、健康な状態との結果は出ませんでした。

そこまで、健康ではなく病気であるとのデータが揃っているのに、良くならない、治らない状況が続くと、原因は自分自身にあり、自分の性格の問題ではないのかと強く疑ってしまうのです。

 

このような問題や状況は、「精神疾患」特有のものではないかと思うのです。

何しろ、病気のメカニズムが明らかにされていない、診断方法が曖昧で医師の主観に任されている感が強いなど、どう考えても、まだまだ、非科学的な部分が多すぎるためだと思うのです。

 

原因が何であれ、今の苦しみや悩みである「うつ」が改善すれば、良いのでは?

ネコポイント

ここまで、「うつ」の症状が、病気によるものか性格によるものか、どのように考えられるかを想定できる範囲で書いてみました。

ですが、何より大切なのは、今の「うつ」という苦しみから逃れるため、解放されるためにはどうしたら良いかと言うことではないかと思うのです。

つまり、「原因はどうでも良いのでは?」と言うことです。

性格によって「うつ」が起こる可能性があるのかすら、本当のところ分かりません。

「うつ」というものの原因が、”病気”によるものと”性格”によるものとにきれいに二分されるものでもないように思うのです。

「うつ」という症状が出ていたとして、そのうちの7割は病気が原因で体内に何らかの変化があり、残りの3割は性格特性が基盤となって形作られた「うつ」という考え方も出来る訳です。

純粋な完全な「病気のうつ」と完全に「性格によるうつ」などに分けることは不可能と思われますし、そのようにうつの原因を突き止めることはあまり意味のないことと思うのです。

 

最近は、うつの治療法の3本目の柱として、「認知行動療法」が保険適応の治療法として、新たに加わってきました。

関連記事:「うつ」の改善には認知行動療法が効果的!その方法とは?

この「認知行動療法」は、認知の仕方を修正するということですので、どちらかと言えば、患者さんの性格的な面や行動面に影響を与える治療法です。

また、この「認知行動療法」に加え、更に新しい精神療法として、「対人関係療法」という手法についても、海外において、その治療的効果が科学的に証明されています。

この精神療法も、近年、日本国内においても、徐々にですが、広まりつつある状況にあります。

 

以上のように、最近は、薬物療法一辺倒というより、薬物だけでは効果が不十分であると言うことが認識され始め、もっと、根本的な部分に働きかけ、「うつ」を改善させよう、再発を防ごうという動きが出ているように思われます。

ですから、このような精神療法の有効性が認められてきたと言うことは、これらの治療法は、化学的に身体に何か働きかけるものではないですから、どちらかと言えば、「うつ」になりやすい基盤にある性格的な面に働きかけるものであると言えるでしょう。

 

まとめ:無理矢理、原因を「病気or性格」と判別しても意味がない!

先にも書きましたように、私自身も薬物治療に全く反応しないタイプです。

そして、これまでに何人かの精神科医に診て頂いた経験から言って、それぞれの精神科医によって、医師が考える治療対象となる「うつ」には、非常に違いがあるように感じています。

A医師は、私の「うつ」がどうやっても良くならない。

でも、その原因が何かなどにこだわらず、ひたすら合う薬を10年近く、探し続けて下さいました。

とにかく、少しでも苦しい「うつ状態」を何とかしようと立場でみて下さいました。

 

B医師は、1年程、色々な抗うつ薬を試し、また、電気ショック療法も試した結果、全く反応をしない私に対し、あなたの「うつ」は「うつ病」ではない。

単なる「性格」の問題。

何処の医療機関にもかかっても意味はないし、薬を服用する必要もないと断言。

働くなりボランティアでもすればと、キッパリと治療することを拒否され、切り捨てられました。

この医師にとっては、ご自身が”病気”の「うつ」と診断され、しかも、治療に反応する人のみを「うつ病」患者と理解し、自分の仕事の治療対象と考えていたようです。

 

C医師は、セカンドオピニオン的に意見を伺っただけの関係ですが、性格的な問題で「うつ」になっているからと言って、治療の必要がないと言うことはありませんよ、とのお考えでした。

つまり、仮に本当に「性格」的なものが原因の「うつ」であっても、それで、苦しみ悩んでるのなら、十分、治療対象になりますとのことでした。

性格の問題だからと、放置して良い問題ではないと断言されていました。

 

このように、医師の間でも、「うつ」をどのように受け止めるかには、かなりの違いが見られるのです。

もし、あなたが、今、自分のうつは”病気”か”性格”かでお悩みであるのなら、それは、現在の主治医との関係がうまくいっていないことの証かもしれませんよ。

本来の治療の目的は、「うつ状態」の緩和、寛解にある訳です。

ですから、その原因にそれ程、拘らなくても良いと思うのです。

もし、その部分にこだわりを持ってしまうと言うのであれば、「うつ」に対するとらえ方、そして、治療の目的などについて、あなたと主治医の間に食い違いがあるからではないでしょうか。

 

しかし、治療の場における主役はあくまで患者である「あなた」です。

あなたが「うつ」でお辛い状態にあるのですから、あなたの「うつ」を受け入れ、その状態を緩和させる方法を模索するのが医師の役割だと思います。

あなたはご自身のうつを良くすることのみを考えておられればよいのです。

そして、あなたに合った治療法によって、少しでも、うつの改善を目指していきましょう。

今は、薬物療法に加え、認知行動療法、対人関係療法などの新しい精神療法も活用され始めています。

 

ですから、私のうつが良くならない。

これは、病気ではなく性格が原因だからではないかと、考え悩まれている方。

もう原因追及は止めましょう。

 

これまでは薬物療法が中心で、薬に反応しないと、ハッキリ言えば、切り捨てられるか、難治性と名付けられるかしかありませんでしたが、現在は、新たな精神療法も登場し、その効果も、薬物と同等程度に認められているのです。

これまで、薬物療法で効果が期待できなかった方も、新たな精神療法に期待してみませんか。

どんな方法であれ、「うつ」が少しでも改善方向に向かい、ラクになれば良いわけです。

 

あなた自身でも、最近の精神療法についての知識を収集するなど、原因追及の方にばかり目を向けるのではなく、治療法の方に目を向け、自分が少しでもラクになる方法がないか、模索してみてはいかがでしょうか。

皆で、少しでも楽な生活が送っていけるよう、一緒に努めていきましょう。


スポンサーリンク

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ