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「うつ」の改善には認知行動療法が効果的!その方法とは?

最近、うつ病の治療法の1つとして、「認知行動療法」が有効だと言う話を耳にしたことはありませんか?

これまでのうつ病の治療は、「薬物療法」と「精神療法」の二つがメインとされてきましたが、これに加え、薬物療法と同等の効果があるものとして、「認知行動療法」がもう1つの大きな柱として注目されるようになってきました。

2010年4月より、精神科における保険適応となる診療項目の1つとされました。

しかし、実際には、時間的な関係から、なかなか普及してきていない実状もあるようですが、ここ最近になり、WEB上に自分でできる「認知行動療法」の場が開設されたり、学会や研究会などにおいて認知行動療法を実施できる医師や専門家の養成も積極的に行われるようになってきています。

少しずつではありますが、認知行動療法を受けられる医療機関も増えつつあるようです。

そこで、今回は、「認知行動療法」とはどんなものなのか、うつ病にどのような効果が見込めるのかといったことについて、「認知行動療法」の導入部を、簡単にお話してみたいと思います。

 

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認知行動療法とは?

うつ病 分かりやすく

認知行動療法(CBT:cognitive behavioral therapy)とは、認知心理学と行動主義心理学の双方の影響を受けた精神(心理)療法のことです。

まず、「認知」と言う言葉が耳慣れない方もおられると思いますが、「認知」とは「ものの受け取り方や考え方」と言った意味です。

ある同じ出来事に何人かの人が出会ったとしても、受け止め方は人それぞれですね。

例えば、会社で上司に「後で話があるから・・」と言われたとしましょう。

この上司の言葉かけによって、Aさんは、「何か自分がまずいことをしでかしたかな?」と不安になるかもしれません。

Bさんは「新しいプロジェクトの成果を褒めてもらえるのかな?」とちょっとウキウキしたり。

このように、上司の1つの同じ言葉に対しても、その受け止め方は人それぞれなわけです。

それが「認知」と言うものなのです。

 

この「認知」には、人それぞれの特徴やクセがあり、その「認知」に基づいて、人は実際の行動をとる訳です。

現実は一つであるのに、人によって、その人なりの思い込みや基準に基づいた解釈をしている訳です。

この思い込みなどは、これまでの生きてきた上での様々な経験などにより身についたものです。

これが、あまり好ましくないタイプの認知の仕方になっている場合には、きっと、生きていく上で、何某かの障害になっていたり、生きづらさの根源になっていることもあり得ます。

 

そこに焦点を充てたのが「認知行動療法」と言うものです。

これは、人それぞれの「認知」から「行動」に至る一連の流れの特徴を知って、自分には物事をどのように捉え、どのように行動する特徴があるのかをつかみ、それを、実際の治療場面で活かしていこうと言うものです。

つまり、

  • 現実を歪んで捉えることなく、客観的に現実を捉え見直すことを習慣付ける。
  • 柔軟性を持った思考を身につけ、実際に行動をする

という治療法です。

 

では、これをうつ病の治療にどのように使うのでしょうか?

 

 

うつへの効果は?

うつ病 症状 接し方

この「認知行動療法」において、ある物事を認知をした際に起こる思考を「自動思考」と呼びます。

つまり、人は、ある物事に対し、その人特有の考え方に沿って、その物事のことを理解(認知)します。

コップに半分水が入っていたとします。

とにかくあまり細かなことを気にしない方の場合は、「まだ半分も残っているじゃないか!」と思いますし、心配性な人は、「もう半分しか残っていないわ!」と不安に思うことでしょう。

このように物の捉え方には、人それぞれに特徴がある訳です。

そして、健康な時でさえも認知の仕方には各人の特徴があるのですが、ストレス状況下におかれた場合には、いつもとは違う認知の仕方をしがちだったりするわけです。

 

ストレス条件下では、心理的な切迫感などもあり、歪んだ認知や誤った認知、一方向的な見方による認知などをする傾向が高まります。

特に、うつ状態やうつ病にあるときには、物事を悲観的に捉える傾向があります。

そのような考え方の傾向に、まずは、気付き、そして、行動に修正を加えて、うつから抜け出そうというのが、うつ病への認知行動療法の用い方です。

 

つまり、うつ病の状態により自責的、悲観的になっている認知を見直し客観的に現実を捉える目を育て、その後の行動に変化をもたらそうと言うのです。

 

この認知のゆがみを矯正し、行動を変化させていくという一連の治療法=「認知行動療法」が、うつ病の抗うつ薬を使った「薬物療法」と併用することによって、うつ病の回復・改善への効果が科学的にも証明されているのです。

 

 

まとめ

この「認知行動療法」とは、うつ病という精神疾患にのみ有効な治療法と言う訳ではありません。

うつ病以外の不安障害などの精神疾患においても、その効果の有効性が認められています。

 

また、精神疾患とは関係ない日常生活場面で人とのコミュニケーションをとる際にも、応用も可能なスキルと言えるものなのです。

 

この「認知行動療法」は、特別な研修を受けた精神科医が行えば医療行為として保険点数が加算されますが、自分で学んで実践することも可能なものです。

 

個人でこの認知行動療法を受ける場合以外にも、病院やクリニックにおいて、集団によって行われる集団認知行動療法と言うものもあります。

今現在、徐々に、医療機関やカウンセリング施設などで、専門的にこの認知行動療法の手法を学んだ専門家が増えてきている状況にあります。

書籍やネット上にも、「認知行動療法」に関する情報はかなり出ています。

世界に目を向けると、イギリスやアメリカではうつ病治療の第1選択肢にもなっているようです。

 

様々な方に、この「認知行動療法」はおススメです。

  • 従来の薬物療法のみであまり治療の効果が出ていない方
  • 薬物療法の効果もあるが、再発のことも考えて、自分の思考の在り方を見直してみたい方
  • 病院へかかるほどではないと感じている方
  • 医療機関への通院に躊躇がある方

 

などは、自分でも出来る治療法の1つである「認知行動療法」をお試しになられてはいかがかでしょうか?

 

認知行動療法のみで、うつ病を改善できるという科学的な証明はまだなされていないようですので、症状が重い方、症状が長引いている方は、専門医を訪ねることも強くおススメします。

今後の記事で、この「認知行動療法」の詳細な方法についても、少しずつ触れていきたいと思います。

今回は「認知行動療法」のほんの導入部の紹介でした。

 

<参考資料>
◆現在、認知行動療法を実施している医療機関を一覧表示しているサイト
おすすめ?認知行動療法を受診できる病院一覧【再】
千葉認知行動療法
集団認知行動療法研究会

◆自分で学べる「認知行動療法」のサイト(完全利用は有料になりますが)
うつ・不安ネット|こころのスキルアップ・トレーニング


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