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頭がもやもや、ボーっとする・・・これってうつの症状?

最近は、体やこころに様々な不調が生じると、即、

 

「うつ病?」

 

という連想をする方が増えてきている気がします。

「うつ病」=「こころの風邪」などという表現をされていることも大きく関係しているのではないでしょうか?

 

うつ病は生涯に5人に1人が患うような珍しい病気ではないといっても、「心の風邪」と比喩するほど簡単に患うものではありません。

風邪のように、「誰もが、いつでもなる」というなりやすさを比喩しているのではなく、「こころの不調」という状態を比喩しているのではないでしょうか?

と言っても、うつ病は様々な要因が重なった結果、生じる精神疾患の1つであって、風邪のように、短期間、解熱剤や抗生剤を飲めば元の体調に戻るというような軽い疾患ではありません。

だからこそ、早期発見・早期治療が大切になるわけですが、ちょっとした心身の不調をすぐ「うつ?」とそこに結びつけてしまうのは、「うつ」というものをまだ本当に理解していないのではないか?と感じます。

これらのことも踏まえ今回は、「頭がもやもや、ボーっとする・・・これってうつの症状?」ということについて、話を進めてみたいと思います。

 

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「頭がもやもや、ボッーとする」という症状だけでは、何も分かりません。

うつしか

仮にあなたが、「頭がスッキリせず、ボッーとしている」とします。

すると、人によっては近頃ちょっとした流行になっているともいえる「うつ病」では?と心配なさるのかもしれません。

しかし、これだけではうつの症状かどうかは分かりません。

それ以前に、病気であるのか、単に疲れているだけなのかすら分からないというところが本当のところではないでしょうか?

 

最近、私自身がちょっと気になるのは、何でもかんでも心身の不調は「うつ病では?」と関連付ける方が多すぎるのでは?ということです。

確かに、うつ病は誰でもがかかり得る可能性のある精神疾患です。

しかし、現代社会がこのような超ストレス社会であると言っても、全員がうつ病になるわけではないのです。

ショックな出来事に遭遇した。

ものすごいストレス条件下に置かれた。

このような状況に遭遇した人の中には、うつ病になる人もいれば、一時的には軽いうつ状態に陥った(これは正常な心理的な反応)としても、うつ病とまではならずに、時間の経過と共に、元の生活に戻っていく方もおられる訳です。

 

このように同じ条件下にあってもうつ病になる人とならない人がいるのは何故か?

というところまでの詳細な理由まではまだ解明されていないのが、現在の「うつ病」研究の現状であると思いますが、単一の要因によって発症する疾患ではないということは明らかです。

今のところ、脳内の神経伝達物質の異常によるものという説が有力ですが、それは確定的ではなく、まだまだ、研究段階です。

そのような中で作り出された「うつ病を自己判断するチェックリスト」を見て、自分はまさしくこれに該当するから「私はうつ病だわ!」などと判断するのは間違いです。

また、そのチェックリストに書いてある項目の一部の症状が、自分に当てはまるからと言って、これまた「うつ病」と結論付けるのも誤りです。

一番、悪い状況を想定したとしても、「うつ状態になっているかもしれない」くらいのことしか言えないと思います。

チェックリストはあくまでも、参考程度ということは念頭に置いておきましょう。

 

今の世の中には、あまりに安易に「うつ病」と診断を下す精神科医がいるのも実状のようですが、本来は「うつ病」であると診断を下すには、それ相応の時間が必要とされるものです。

これらのことから、お分かりいただけると思いますが、単に、「頭がもやもや、ボーっとする」という症状のみでうつの症状かどうかを判断することは不可能であると言わざるを得ません。

どんなにベテランの精神科医でも不可能でしょう。

 

うつの症状と言いきれないなら、どうしたら良いの?

考えるシカ

このような症状に悩んおられ、うつの症状ともし言われたら「安心」するようであれば、それは恐らく「うつ病」ではないと思われます。

何か今の世の風潮なのか「うつ」と言われれば安心。

「うつ」という理由があれば、何か印籠代わりにでもなるかのような錯覚をお持ちの方が多いように感じられ、少し気がかりです。

そのような方は、「うつ」というものに逃げているだけのように思えます。

逃げたことでラクになっているのであれば、やはり本当の「うつ」ではない気がします。

 

受け止め方は人それぞれと思いますが、本当の「うつ」であれば、うつ病だと診断されたとしても、

 

やはり「うつ病」だったのか・・・

自分がそんな病気になるはずがない!

 

など、反応は様々だと思います。

本当にうつ病だった場合、どのような受け止め方をしたとしても、薬を服用し始めたからといって即効的に回復することはないことが多く、気持ち的にラクになど全くなれないと思われます。

 

この辺りが、本当の「うつ」であるか「うつもどき」であるかの違いかな?という気がしますね。

しかし、「うつ病」でなかったとしても、やはり頭のモヤモヤ感やボッ―とする感じが消えないのであれば、まずは除外診断(内科もしくは脳神経外科、神経内科等を受診して、その正体を突き止めること)が大切ではないでしょうか?

そこで、何か病気が見つかれば、明らかにうつの症状ではない訳ですし、そこでも「異常なし」という結果であれば、精神的な問題による症状の現れかもしれません。

ここまでの道筋を辿ってきたならば、今お悩みの症状を精神科的な問題としてとらえ、精神科での治療を希望し、精神科医の力を借りることも大いに役立つことと思います。

 

まとめ

以上のように、頭から心身の不調はすべて「うつ病かしら?」のような発想をしないことです。

まずは、その不調の体の部位に合わせた診療科を受診して、診断をしていただいてはいかがでしょうか?

そして、そこで、何か問題が出てくれば、その診療科の医師の治療を受ければ良いと思います。

 

しかし、その診療科でも明らかな異常が見られない。

けれど、対処療法的なことをして下さるというのならば、それに期待してみても良いのではないでしょうか。

それを経て、いくらかの時間を経過したのに症状の改善が見られない、あるいは、悪化するような場合には、精神的な問題かもと考え、精神科受診を勧められると思われます。

また、自ら、そのような対処的な治療では埒があかないと思った時点で、精神科受診を考えても良いのではと思います。

 

何はともあれ、まずは精神科の問題と決めつけずに、体の他の部位には異常がないのかを確かめると言う意味での除外診断をすることが肝要かと思います。

そして、最終的に、考えられるのは精神的な問題であるとなれば、精神科医の元を訪ね、専門医の力を借りる。

このような手順を踏むことが、定石ではないかと思われます。

しかし、これまでに精神科への受診歴があったり、精神疾患の経験がある方の場合は、ご自分の体がその症状が精神的なものであるかということは直感的に感じられることと思いますので、直接、精神科への受診をすることも念頭に入れておくべきかと思います。


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