旦那が会社を無断欠勤・・・これってうつの症状?
旦那さんが無断欠勤をした。
無断欠勤をし続けている。
また、過去にそのようなことがあったという方、どのくらいの数おられるかは、全くの不明ですが、そのような経験をお持ちの方はおられることでしょう。
今回は、そのような場合の対応や、旦那さんをどのように理解したり接したりしたら良いのか、ちょっと一緒に考えてみましょう。
無断欠勤=うつ病の症状とは言いきれない
旦那さんが無断欠勤をされた。
このこと自体、大きな問題であり、家庭内、特に奥様にとっては衝撃的な事件となりますよね。
最悪、会社によっては、即解雇という社内規則があるかもしれませんし。
ちょっと、私事になりますが、私の短い会社員時代の入社直後の話を1つ。
かなり前のことになりますが、
「よくこれで社会人やっているよなぁ・・・」
と思うような男性に出会ったことがあります。
私の場合は、一番下っ端であったこともありましたが、その困った男性と一緒に仕事をする機会が多く、非常に迷惑しました。
当初は、普段、会社で仕事をしている分には、それ程大きな問題ということは感じなかったのです。
ですが、入社してまだ間もなかった私に、
「そのことは明朝、説明するから・・」
と言っていたのに、翌朝、始業時間になっても現れない。
私は、外勤の予定でもあったのか、別の仕事が入ったために、まだ会社に来ないのかな?というふうに思ったのです。
そして、その男性の上司に当たる方に、
「今日、〇〇さんは?」
と尋ねたのですが、
「さあ・・?」
という何とも曖昧な返事のみ。
さらに、その他の社員はといえば、何か特別大変なことが起こったと捉えている風もなく、いつもと変わりないよう、ご自分の仕事をされている。
当然、私は、その方が出社するまで、何も出来ることがなく、何故来ないのかも分からず、その男性が出社されるのをただただ待ち続けるのみでした。
結局、その男性が出社されたのは、お昼も過ぎた午後。
なおかつ、私に仕事の説明をすると言う話も全然覚えていない様子。
更に、無断遅刻したことについて、何の悪びれた気持ちも感じていない模様・・・
周囲も、
「いつものことだ・・」
くらいにしか受け止めていない感じでした。
それを見た私は、
この男性はこういう方なんだ
周囲の同僚や上司もこのような対応しかしないんだ
と理解するしかありませんでした。
その後も、この方のこのような行動によって、どれほど、在職中に迷惑を被ったことか・・。
このような経験から、このように無断欠勤まで行かなくても、平然と、無断遅刻をし、それを本人も何とも思わないし、周囲も何の対応もしない(過去にそれなりの対応したのかもしれませんが・・)というのも、現実の社会にはあるのだということを学びました。
この方の場合、無断遅刻等の時間等に非常にルーズなところはありましたが、他の部分で、精神的な病気を抱えているようには全く見えない方でしたので、きっと、性格的なものなのだろうと感じていました。
それにしても、よくもまあ、このような社員を雇い続けているなあと、会社側に対する呆れも感じましたが。
でも、その程度の会社なのだろうと思うしかありませんでした。
そこで、本題の
「旦那さんが無断欠勤をしたが、これはうつ病の症状か?」
ということですが、それは一概に言えないと言うことではないかと思います。
この旦那さんに限らず、無断欠勤がうつ病の症状かどうかを見極めるポイントとしては、次のようなことが挙げられるのではと思います。
・元々、性格等を含め、どのような方であったのか?
・無断欠勤をした際、会社に行かない間、どのように過ごされているのか?
・無断欠勤したことに対し、ご本人がどのように思っているのか?
・無断欠勤する前後で、心身ともに含め、何か変化は見られるか?
などについて、周囲の方はチェックしてみる必要があると思います。
このように、単に「無断欠勤=悪いこと」という一面的な結果だけに目を向けず、無断欠勤をされた方の様子を多面的な側面から、冷静に見ることが肝心では?と思います。
万が一のことも考えて・・・
このように、初めから、一概に、「無断欠勤=悪いこと」で、その原因は本人の性格や甘え、ワガママからきていると決めつけてしまわず、万が一のことも考えて、多面的にその原因を探ってみましょう。
その結果、無断欠勤したことに強い自責感を持ち、悩み苦しんでいたり、それが、心身のどこかに不調として現れている場合は、精神科医などの専門家を訪ね、それ相応の対応を求めることが大切になるかと思います。
また、無断欠勤に至るまでに、そのような結果になる道筋が周囲が考えて理解できるようであれば、一緒に解決法を考えることが重要です。
背景に、精神的な問題が見え隠れしている場合は、専門家の治療が必要か判断してもらうためにも、精神科などの医療機関に相談されることをお勧めします。
最近は、「非定型うつ病」というイヤなことは思い出すだけでうつになってしまうが、それ以外の時間は、好きなことを思う存分楽しめるという、一見すると、うつ病なの?と疑われるようなうつ病も、若い世代の女性を中心に増えていると言うこともあります。
関連記事:急増中?新型うつ病・非定型うつ病の症状と特徴をチェック!
若い女性に多いということが特徴ではありますが、男性がならないと言う訳ではありませんので、このような非定型うつ病も視野に入れて考える必要も出てきます。
まとめ
以上のように、「無断欠勤=悪いこと」そして「無断欠勤=うつの症状」と一概に考えるのは、リスクを伴うと思います。
このいずれの考え方をする場合も、その背景に潜んでいる問題を明らかにすることがなにより先決です。
そして、うつ病の可能性も否定できない場合は、ためらうことなく、専門家の門を叩きましょう。
もし、完全に精神的な問題を否定できるのなら、それ相応の対応をとられては?と思います。
しかし、精神的な問題が疑わしい時、完全に否定しきれない時は、万が一のことを考えて、専門家に相談して、専門医の意見を聴くことには大きな意味があり、その後の対応にも、ある程度の方向性が見いだせることになるのではないでしょうか?
いずれにせよ、素人がどうみても精神疾患的な要素を完全に否定できる場合以外は、慎重に取り扱い、どのように接すべきか、どのように対処すべきかといったことについて、専門家にその判断を委ねてみても良いのではと思います。
こういった場合にも、専門家は対応して下さるはずですので。
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