うつ病の症状で目つきが変わる?
最近、「うつ病」が多くの人の身近に存在するようになった感がありますが、本当にごく身近な方がうつ病なのでは、と心配されている方も多くおられると思います。
そこで、外見から見たうつ病の特徴として、うつ病の方の「目つき」について考えてみたいと思います。
一般の方でも、なんとなく雰囲気とでもいうのでしょうか、外見上なのでしょうか、
「もしかすると、この方はうつ病かしら?」
と思うことはありませんか?
そう思われる要因の一つにうつ病患者さんの「目つき」というものがあります。
うつ病の症状で目つきが変わる?
うつ病になると、本当にすべてのことに無気力になります。
気持ちばかり焦るが、身体が鉛のように重く動けず、何もできない。
何をする気にもならない
というような状態になります。
少し軽ければ、何とか用事を済ませても、残りの時間は、何をするでもなくただ時間だけが過ぎてしまう、そんな感じでしょうか。
頭に、何も浮かんでこなくなります。
しなければならないことも、したいことも。
ですから、何か宙を眺めているような、焦点の合わないような、ぼんやりとうつろな目になると言われています。
他人と目を合わせることも少なくなるようです。
目を合わせようとする方も、何かぎこちなさを感じるような目の向け方になります。
昔から、
「目は口ほどにものを言う」
と言われるように、「目」から病気の状態が読み取れるようです。
とにかく、普通の健常者と接している場合と何か違うのです。
ぼやーっとしたような、生気のない目になってしまうようです。
勿論、本人は気が付かないことが多いようですが。
医師は、診察の際に、患者さんの一挙手一投足をさりげなく観察しているようなのですが、その中でも、患者さんの「目つき」については、特に気を付けて診ているようです。
目を合わせるか
どこを見ているか
焦点がぼやけたようなうつろな目をしていないか
など。
とにかく、うつ病が重くなると、何にも興味関心が向かなくなりますから、目から情報を得ようとする力さえも奪われているのでしょう。
ですから、うつろで、どこを見ているのか分からないような、遠くをボーっと眺めてるようなそんな目つきになるのでしょう。
まとめ
つまり、うつ病の確定診断は出来なくても、人の目つきを診察(観察)することによって、ある程度、その方のその時おかれている状況を読み取ることは可能であると言うことです。
殊に、うつ病の場合は、やはりその病気の特徴である無気力さから生じる「うつろで生気のない目つき」とでもいう独特のものがあるようです。
医師が診察の際に、患者さんの目つきに気を配るように、もし、身近な方の目つきが、以前とは明らかに違うのではと感じる場合は注意を払い、その他にも、以前と変わった点はないかなど気を付けて観察してみましょう。
そして、やはり何かあるように感じたならば、早めに、専門家へ相談されることをお勧めします。
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