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うつ病の症状を持つ人は病気の自覚はあるの?

近頃、「うつ病」「うつ」と言う言葉が、やたらと耳に入ってくるようになったと思いませんか。

他人から

「あの人『うつ病』なんだって!」

と聞かされたり、自分で

「私、『うつ』かもしれないの…」

と言う人がいたりと、一種の流行語のようになってしまっています。

人間だれしも、悲しいこと、辛いことがあって「憂うつ」になるのは正常な反応です。

しかし、通常は、時間が経てば、次第に元気になっていくものなのです。

これは「うつ病」とは明らかに違うものです。

関連記事:重度のうつ病の人の症状は?

 

余談ですが、本当に「うつ病」と診断され闘病されている方は、自分の病気を自ら表明することは少なく、むしろ周囲に迷惑をかけて申し訳ないと言う気持ちから、病気を隠そう隠そうとする傾向があります。

ですから、自ら『私「うつ」なの~』と同情を買うような言い方をすることは少なく、このようなタイプの方が、元来から言われる典型的な「うつ病」である場合は、稀であると思われます。

そこで今回は、『「うつ病」の人は自分の病気を自覚できるものなのか?』ということについて、考えてみたいと思います。

 

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うつ病の症状を持つ人は病気の自覚はあるの?

「うつ病」の人は自分の病気を自覚できるものなのかということですが、答えは、自覚できる場合もあるし、出来ない場合もあるといったところでしょうか。

自覚できる場合とは、ある程度、「うつ病」に関する正しい知識を持ち、症状としてどのようなことが起こるのかを知っている場合です。

そして、病気を自覚できる場合は、自ら医療機関にて治療を受けるというコースをたどると思われますので、多少、安心が出来ます。

しかし、自覚できない場合が問題なのです。

 

自覚できない人の場合には、以下の3つのパターンがあると考えられます。

①うつ病に対する正しい知識が不足しているために病気を自覚できないパターン

②症状があるのに全く自覚していないパターン

③病状が重くなり過ぎて、自分を客観的にみられないために自覚できないパターン

そこで、以上の3つのパターンについてそれぞれ紹介していきたいと思います。

 

①うつ病に対する正しい知識が不足しているために病気を自覚できないパターン

 

うつゴリラ

 

まず、①の知識不足から自覚できないパターンについて紹介します。

うつ病と言うのは本当に多彩な症状が現れる病気です。

このパターンの方は、いつもとは違う身体(心も体も含めて)の変化は感じているが、それがうつ病の症状であることを理解していないという状態です。
例えば、

 

「最近、食欲がなくなってきた」

「子供がまとわりつくのが鬱陶しく感じる」

「以前の休日は趣味のことを楽しんでいたのに、最近は寝てばかり」

「頭やお腹が痛い」

「何故だか疲れやすい」

など、全然、「憂うつ」という感情とは結びつかないような症状を自覚してはいるのです。

つまり、他の身体の不調やこれまでの生活スタイルからの変化等は感じてはいるのですが、

うつ病になると身体的な不調が現れる

という知識等が不足していたために、自らが「うつ病」という自覚を持てない場合があります。

でも、このような場合、説明をすれば、よくよく考えてみると、

「ああ、気分が沈んでいたかなぁ」

「いつもとは気分が違っていたなぁ」

などと気づくことが出来ます。

関連記事:うつ病の症状を理解する方法は?

 

②症状があるのに病気としての自覚がないパターン

うつうさぎ

 

次に、②の症状があるのに病気としての自覚がないパターンです。
これも①と同様の知識不足によるものです。

しかし、うつのため、感覚が鈍くなっているためか、性格的なもののためか不明ですが、よくよく探ればうつ気分があり、かつ、食欲不振による体重減少などのうつ症状は存在しているのに、それを病気として感じられず見落として、そのまま放置してしまうパターンです。

本当は元気ではないのに、その自覚がなく、いつも通りに元気に振る舞い、他人と接しているため、自分も周囲もなかなか気づきにくい、ちょっと厄介なタイプです。

関連記事:あなたは大丈夫?定型うつ病の症状と特徴をチェック!

 

③病状が重くなり過ぎて、自分を客観的にみられないために自覚できないパターン

うつパンダ

 

最後に、③の病状が重くなり過ぎてしまった場合は、脳のエネルギーとでもいうのでしょうか?

そういったものがなくなってしまったために、「うつ病」を自覚出来なくなります。

このように進行してしまったうつ病の場合は、周囲がその変化に気付くでしょう。

 

うつ病の確定診断の難しさ

ですが、冒頭にも書いたように、一般的に「憂うつ」という感情は、誰もが、普通に有しているものです。

そのため、必ずしも

『自分が今、「うつ」な気分だなあとか、気分が沈んでいるなあなどという感覚』=『うつ病』

というわけではありませんが、時間経過共に「うつ病」になる場合もあります。

このように、「うつ病」であるか否かを判断する専門家の精神科医でさえも、この頃は、様々なタイプのうつ病が出てきていることもあり、その診断を確定するのは、なかなか難しいようです。

このように、うつ病の症状は自分で自覚できるとも自覚できないとも言えるのです。

ですから、普段から、うつ病に対する正しい最新の知識を身につけておくことは、うつ病予防の最大の武器になります。

元気そうに見えて、自分も周囲も気づかないうちに「うつ病」になっていた。

なんていうことのないように、くれぐれも注意しましょう。

関連記事:あなたは大丈夫?定型うつ病の症状と特徴をチェック! 

 

まとめ

つまり、うつ病は自覚出来もするし、自覚出来ないものでもあるのです。

自覚するためには、簡単に自己診断できるうつ病のチェックリストなどもありますので、うつ病の不安のある方、周囲が見て心配な方には、そのテストを受けてもらい、初めの手がかりとして用いるのも一手でしょう。

関連記事:あなたは大丈夫?定型うつ病の症状と特徴をチェック!

 

このようなテストを、まずは、誰でもがかかり得る病気であることを認識して、一度は試してみる。

そして、うつ病になりやすい環境にある時などは、このようなテストを再度利用してみるなどの工夫が病気発症の予防に有効であると思われます。

しかし、あくまで、自己判断による診断ですので、確定診断は精神科医にしかできません。

一番良いのは、自覚がある場合はもちろん、他の身体症状が改善せず他科から精神科受診を勧められた場合や、周囲から見て心配を感じられる場合は、早めに専門家の診断を仰ぐことです。

関連記事:これってうつ病?失敗しない病院の選び方は?

 

精神科と聞くとなんだか恥ずかしいイメージを持つ方もいらっしゃいますが、実際には親しみやすい先生が多く、和やかな雰囲気での診察になりますので気軽に受診してみて下さい。

とにかくまずは、「うつ病」にならないように、日頃から、メンタル面の健康へも目を向ける習慣を持つようにしましょう。

最後に注意して頂きたいこととして、他人と話をする時など、「私、うつなの」と言われても、単なるうつ気分のことを指しているのか、うつ病のことを指しているのか見極めることは大切なことだと思われます。

単なる「うつ気分」と、れっきとした「うつ病」の場合は、その対応が全く異なるからです。

関連記事:うつ病の症状がある人への基本的な接し方は?

 

また、自分が「うつ」と言う言葉を使う時も、少々注意をして使うよう心がけてみましょう。

そのことによって、本当のうつ病で闘病されている方への配慮ともなりますので。

 


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