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うつ病で退職した時の失業保険の申請方法は?

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2000年以降、「うつ病」というものがどんどん日本社会に広まってきました。
厚生労働省のデータによると、2008年にはうつ病患者は104.1万人ともされており、いまや、うつ病は私たちの日常にいつ襲いかかってくるか分からないと言えるでしょう。

実は、私は元うつ病でした。
私も、「うつ病になんてかかるわけない」と思っていました。
しかし、現実は誰でもなりえる病気です。
うつ病になり、仕事がなくなるといった事態も十分あり得ます。

仮にうつ病で退職した場合、その時の生活費をどうすればいいのか
さらに頭を悩ます原因になることだと思います。

ここでは、そのような事態に対処すべく、うつ病で退職した際の失業保険の受給のために、何をすればいいかご紹介します。

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1、失業保険の目的・対象者

失業保険の目的は何か、それはただ一つです。
失業の状態にある人を、再就職させる」ためです。
失業の状態にある人は、収入源がなくなります。

そのため、「再就職できるまで国で面倒を見ますよ」といったものが、失業保険なのです。
ちなみに、失業保険は雇用保険に加入していた場合に適用されます。
雇用保険加入期間は少なくとも6か月以上必要なのでご注意を。

では、失業者とはどういったものか、それは平たく言うと、「就職する意思があり、いつでも働ける状態にある人」を指します。
つまり、うつ病などの疾病、妊娠等ですぐに働けない人は、「失業者」ではなくなります。

しかし、

「それではうつ病の人は失業保険をもらえないじゃないか」

そういう見解も出てくると思います。

それは、また別の章でご説明したいと思います。

 

2、うつ病の人は失業保険がもらえるか

単刀直入に言うと、うつ病患者は失業保険をもらえると言えばもらえます。
「どういうこと?」とお思いになる方もいると思いますが、要するに、うつ病であっても失業者であればいいのです。

失業者とは「働く意思があり、いつでも働ける人」です。

うつ病の人でも、働く意思があり、いつでも働けるという意思を示す、
そして、ハローワークの人が、この人は“失業の状態にある人”と認識すればいいのです。

ハローワークの人にとっては、その人が「うつ病」かどうかを判断するのは、自己申告をしない限り、難しいです。

そのため、たとえうつ病にある人だろうと、働く意思があるならば、失業者として捉えられ、失業保険の対象になり得ます。

ただし、失業者として認定されたからには、就職活動を積極的にしなければなりません。
うつ病患者にとって、負荷のかかるものともなり得ますので、それは覚悟してください。

可能であれば、うつ病をしっかり治して、「働かなきゃ」というエネルギーを蓄えるのも一つの手でしょう。

ちなみに実は「働きたいけれど、すぐに働けない」といった人には、受給期間の延長ができます。
まずは期間を延長して体の療養に努め、働ける状態になってから失業保険をもらうといったこともできます。

ただし、これは支給される期間が「ズレる」だけであって金額は同じなので注意してください。

 

3、失業保険の支給時期

まず、失業保険に関してですが退職した状況によって、いつもらえるかが変わってきます。
これは、非常に重要なことなので覚えておいてほしいです。

会社都合(過度な労働環境、解雇、契約切れなど)による退職は、
「失業者」であれば、ハローワークにより認定されれば、約1週間後に振込口座に支給されます。大体、すべての手続きを考えると約1か月後には支払われるでしょう。

しかし、正当な理由がなく、自分の都合で退職した場合は、「給付制限」というものがあります。

それは、3か月間失業保険が給付されないといったものです。
例えば、8月1日に失業し、ハローワークに届け出た場合、失業保険の給付が始まるのは3か月後であり、実際に振込がされるのは、その1か月後なので4か月間、無収入となり得るのです。

どちらがお得か、それは前者の「会社都合」による退職です。
場合によっては、失業保険の額が増える場合があるので、断然お得です。

 

うつ病になるまで頑張った人の多くは、会社側の横暴があるなどのケース(例えば、事務で就職したのに営業へ配属された等)も多いと思います。
そういった場合、いかに会社が「自己都合による退職」としても、「特定の正当な理由のある退職」とされ、給付制限がなくなる場合もあります。

そのためには、きちんと会社の証拠、つまり事実を示さなくてはなりません。
労働契約書などのコピーをとっておき、その契約に違反しているなどと言った論拠を示しましょう。

 

4、失業保険申請時に必要な書類・流れ

失業保険申請時に必要な書類は以下の通りです。

  • 雇用保険被保険者離職票(-1、2)
  • 本人確認、住所及び年齢を確認できる官公署の発行した写真つきのもの(運転免許証、住民基本台帳カード(写真つき)等)
  • 写真(たて3cm×よこ2.5cmの正面上半身のもの、かつ、3か月以内に撮影したもの)2枚
  • 印鑑
  • 本人名義の普通預金通帳(郵便局も含む)

引用元:https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_procedure.html#risyoku

 

また、失業保険を受給するには、ハローワークに行き、求職の申込みを行う必要があります。
これは、今後ハローワークを利用する際にも必要なので、必ず行いましょう。

そして、失業保険を監督する部署に行き、上記の書類を提出します。

その時ハローワーク等の機関が、失業保険を受給できるか判定します。
また、離職した理由が会社都合か、自己都合なのか判定し、失業保険の受給内容について決定します。

その後は、雇用保険受給者への説明会があります。(必ず出席!)
そして、7日間は全く就職活動をせずに待機します(待機期間と言います)

7日間が経過した後、給付制限がなければ支給が始まります。
この際、注意すべきなのは、就職活動をこの期間にしなければならないことです。

ただし、初めの1か月は、雇用保険の説明会を出たので、
それで就職活動の実績となり、実際に就職活動していなくても大丈夫です。

その翌月の支給に関しては、就職活動をしたという実績を2回以上示さなくてはなりません。
とはいえ、この就職活動というものが実は曖昧なものであり、ハローワークに行き、パソコン画面で求人票を閲覧しただけでも、就職活動をしたと認定されます。

つまり、実際に企業に応募しなくてもいいんです。

 

5、まとめ

うつ病の人が退職した際に、失業保険をもらう方法に関しては以上です。

うつ病でやむを得ず退職することになってしまい、無収入になり生活できなくなるのではと、不安になる方はたくさんいるのではないのでしょうか。

もし、そういった方がいたらこれを参考にしていただけたら幸いです。


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