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夕方になると憂鬱な気分になるのはうつ病の症状?

うつ病であるなしに関係なく、何となく、夕方という陽が傾いていく時間帯は、なぜか憂鬱というか、メランコリックな気分になりませんか?

夕日が沈んでいく様子を見て、嬉しいという感じを持つよりも、寂しいとか1日終わるんだなあと言う感慨を持ったりしませんか?

私自身は、あまり大きな日内変動は感じない方なのですが、やはり1日が始まる明け方は、また長い1日が始まるのかと思うと憂鬱な気持ちになり、夕刻になると、やっと1日が何とか終わるという安堵感のようなものを持つことが多い気がします。
とは言っても、やはり夕日を見たりすると、なぜか虚しいというか寂しいような気持ちにはなりますが。

古来から「逢魔が時(おうまがとき)」という言葉があるそうです。
夕方の薄暗くなってきた、たそがれどきのことを指し、現在の18時頃のことだそうです。
語源としては、大きな禍の起こる時刻と言う意味があるそうなのです。
そして、実際に、この時間帯に体調が悪くなるという人は結構いるそうなのです。

参考サイト:“逢魔が時”?夕方から夜にかけて体調が悪くなる人が意外と多い

このことについては、現代医学において、ある程度の説明が可能になっています。

そこで今回は「この夕暮れの時間になると憂鬱な気分になるのはうつ病の症状なのか?」と言うことについての情報を整理してみたいと思います。

 

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自律神経に関するメカニズムからの解釈

カエルポイント

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、この2つの神経の働きが入れ替わるタイミングが夕方なのだそうです。
この切り替わりのタイミングがうまくいかないときに、体に色々な症状が現れ、精神的な不調も現れるようです。
その精神的な不調の具体例が、憂鬱感なのではないでしょうか?

参考サイト:自律神経失調症 完治大作戦!

 

1日の体温の変化から考えた場合

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体温は、24時間単位での体温リズムがあります。

これは「概日リズム」と呼ばれるものです。

1日の中で早朝が元も低く、次第に上昇し、夕方がピークになります。

この体温が上がって、血流が増加すると、血管性の頭痛が引き起こされることもあり、夕方に頭痛という体調不良を起こす人がかなりいるそうです。

この体温の変化によって、精神的な不調が生じるのかは明らかではありませんが、体調において調子のすぐれない部分があれば、気分だけは絶好調であるというわけにはいかないものだと思います。

ですから、1日の中で一番高くなる夕方の時間帯に、頭痛などの体調不良と同時に、精神的な気分の変化が伴って起こることは不思議なことでも何でもないと想像されます。

参考サイト:テルモ体温研究所

 

気圧との関係から

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気圧が変化すると体調にも関係するそうです。

人の体は微細なセンサーの塊になっているそうで、体にかかる圧力が変化すれば、それを敏感に感知し、様々な身体反応を起こすのだそうです。

具体的には、気圧が低下すると、血管や細胞が膨張し、むくみを生じさせたり、痛みやだるさも起こします。

さらに下がった血圧を回復させようと自律神経が混乱を起こし、イライラやほてりなどを起こしやすくなり、体調不良を起こすそうです。

参考サイト:iKANPO「気圧変化と体調不良」より

 

うつ病の症状と言えるのか?

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一般的に、これまでの従来型の定型うつ病においては、「日内変動」というものもひとつの症状の特徴とされており、明け方は調子が悪く、夕方になってくると少し体調が良くなると言うサイクルの1日の中での気分の変動が見られるのが特徴とされてきました。

これは、自律神経と関係していることで、日中は交感神経が優位に働き緊張状態が続きますが、夕方になると夕方に副交感神経が優位になるように神経が入れ替わります。

そのため、夕方になると、リラックス神経でもある副交感神経の働きにより、気分が少し改善するものと考えられています。

 

ですから、夕方になると憂鬱感が増すというのは、典型的な定型うつ病の症状には当てはまらないことになりますよね。

ということは、この夕方の憂鬱な気分というのは、うつ病の症状ではないと解釈して良いのでしょうか?

 

そこで、考えなければならないのは、最近話題の「非定型うつ病」の場合の、1日の中での気分の変動の仕方です。

非定型うつ病の場合は、何しろ、嬉しいこと自分にとって好ましいことがあれば落ち込んでいた気分が途端にアップしたり、イヤなことが起きるとさっきまでの元気さはどこへやらと言った具合に寝込んでしまったりと、気分のアップダウンが非常に激しいのが特徴です。

気分が大変不安定なわけです。

この「非定型うつ病」の調子の良し悪しを時間帯で見ると、夕方になると気分が不安定なりやすいのが特徴だそうです。

夕方から夜になると、不安感やイライラが高まって不調に陥ります。

「サンセット・デプレッション」とも呼ばれるそうです。

参考サイト:医療法人和楽会 主な病気の解説「非定型うつ病」より

 

まとめ

 

以上のように、夕暮れ時に憂鬱なイヤな気分になり、体調不調も起こすという現象は、古来から見られるもののようです。

そして、どうしてそのような状態になるのかについての科学的な説明が、

自律神経のメカニズム

体温の変動

気圧の変化

などによってなされています。

ですから、夕方に体調不良を訴えるのは、自然現象や体内のメカニズムに関係して起こっている現象であると言えるのだと思います。

 

そこで、体調不良は、上記のような現象から明らかに証明が可能ですが、鬱々な気分という精神的な症状に関しては、体調不良が起こるのであるのだから、それに付随して、精神的にも良好な状態を保てなくなるのは当然のことと考えられるかと思います。

 

精神的な不調として、「うつ病」の症状であるのかと言う点については、従来型の定型うつ病の特徴には反していると言えますし、どちらかと言えば、最近若い女性に増えていると言われる「非定型うつ病」で見られる日内変動の特徴の方に当てはまるのではと考えられます。

 

しかしながら、「非定型うつ病」とは近年注目され増えてきているうつ病であり、夕方になると何となく憂鬱な気分になる時間帯であると言うことは、古来から「逢魔が時(おうまがとき)」という言葉が存在していることからも明らかなように、うつ病に限らず、古来の人も、実体験として経験してきた感情・気持ちであると解釈できます。

古来の人にうつ病という病気が存在していたのかは不明ですが、古来の一般的な人に感じられていた気分であると言えるのではないでしょうか。

 

そうしますと、この夕方になると憂鬱で、人によってはイヤな気分になり、苦手な時間帯であるかと思いますが、これも、自律神経等の体内のメカニズムにも関係して起こっていることですので、このような症状があるから、「うつ病である」とか、これは「うつ病を示す特徴である」と言うことは言えないのではないかと思います。

 

言ってみれば、人間の自然なメカニズムに対応した気分の変化であると言うことで、特に大きな問題として考える必要はないのではないかと思います。

すべての人が、夕刻になるとそのような気持ちになるわけではないのでしょうから、体の変化に、また、気持ちの変化を非常に敏感に感じられる繊細な神経の持ち主とでも言えるのではないでしょうか。

 

ただ、このような夕刻になると憂鬱な気分になることが、最近起こるようになった場合などは、「非定型うつ病」が比較的最近発症したためとも考えられますので、そのような場合は、専門医のところを訪ね、診断を仰いでみられることをオススメします。


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